エコ通信vol.63水性フレキソ印刷でCO2削減

エコ通信 vol.63
環境配慮型ラミネート
■水性フレキソ印刷+ノンソルラミネート
CO2、48%削減

1.【水性フレキソ印刷・ノンソルベントラミネートについて】

◎水性フレキソ印刷とは?
・「水性フレキソ印刷」の特徴として、 インキ中の有機溶剤含有率が挙げられます。 水性フレキソインキ中の有機溶剤含有率は 「アルコール」 が若干含まれる程度と非常に少なく、インキ乾燥時・ 残留溶剤におけるVOC (揮発性有機化合物)の排出量を、ほぼゼロにすることが可能となります。

・人体や自然環境に優しい 「水性フレキソ印刷」 は、 欧米を中心とした海外先進国 においてもメジャーな印刷方式として導入されており、近年日本においても環境 対応のワンノブとして注目されている印刷方式となります。

◎ノンソルベントラミネートとは?
・日本では 「溶剤ドライラミネート」 が主流ですが、 有機溶剤を使わないラミネート加工を「ノンソルベントラミネート」 と言います。

・「溶剤ドライラミネート」 は接着剤の希釈に大量の酢酸エチルを使い、接着剤塗布後の酢酸エチルの乾燥が不十分だと 「残留溶剤」としてパッケージに 「臭い (VOC)」が残りますが、 ノンソルベントラミネートはその心配がございません。

2. なぜ、水性インキでCO2削減できるのか?
①印刷手法とインキ成分の違い
油性グラビア・・・80%が揮発性有機化合物(VOC)と顔料
水性フレキソ・・・揮発性有機化合物(VOC)は3~4%、水60%、顔料

②インキの特性によりCO2を大幅削減
印刷後の残ったインキ処理(燃焼)工程で、油性インキは揮発性有機化合物(VOC)を多く含んでいるためCO2を大量に出します。水性インキの場合、CO2排出は、ほぼゼロです。

※VOCとは、揮発性有機化合物 (Volatile Organic Compounds) の略称で、塗料、印刷インキ、 接着剤 洗浄剤、ガソリン、シンナーなどに含まれるトルエン、キシレン、酢酸エチルなどが代表的な物質です。 大気中の光化学反応により、 光化学スモッグを引き起こす原因物質の1つとされています。

◎サンプルを作成しました

※写真の再現性もよくきれいに仕上がっています。

詳しくは、こちらのPDFをみてください。
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